電子部品の熱・電気・電磁波コントロール素材のことなら

 TOPICS(2016年度)

㈱巴川製紙所は全く新しいコンセプトの「銅繊維シート」を開発致しました

2016年10月6日

  巴川製紙所(本社:東京都中央区)は、「金属の持つ高い導電性・放熱性」と「紙の持つフレキシブル性・クッション性・軽量性」をあわせ持つ「銅繊維シート」を開発致しました。「銅繊維シート」はIoTシーンを支える、あらゆる電子・電機機器製品及び関連部品の設計・構造の変革を根本から変える新材料です。

〔開発の背景〕

IoTの普及が加速してゆく中、電子部品の小型化・軽量化への対応、ハイパワー化に伴う、高電圧・大電流・高周波化によって生ずる発熱、電磁波などによって生じるさまざまな障害、課題への対策が一層強く、求められてきています。 このような、市場のニーズに応じるべく、当社は長年にわたって培ってきた独自の「電気工学知見」と「製紙技術」を駆使した製品の開発を進めて参りました。このたび、これらの知見と技術を応用進化させる事で、新たな金属繊維のシート化に成功致しました。
〔新製品「銅繊維シート」の特徴〕

新開発品「銅繊維シート」は次のような特徴をもった製品です。

①高い放熱性
多孔質構造によって対バルク比100倍の表面積を得ることができ、高い放熱性を有します。さらに、銅が本来もつ熱伝導性と繊維間の空隙による熱放出により電子デバイスの熱対策を実現します。

②高い導電性
繊維結合の構造による銅100%材料のシートです。バインダーを使っておらず、融着にて接合する事で、接触抵抗を低く抑え、銅素材の特性をそのまま活かした高い導電性を発揮します。

③フレキシブル性&クッション性
紙のようなフレキシビリティーと多孔質構造によるクッション性を持つことにより、繰り返し屈曲動作による座屈、破損がなく、衝撃吸収性に優れ、稼動部、振動部品への適用が可能となります。また、凹凸への追従性が極めて高く、異種材接合時に、素材の熱寸法変化差を吸収することにより、反りや破損を防ぎ、製品の長寿命化が見込まれます。

④軽量・薄厚化
多孔質構造によって対バルク比100倍の表面積を得ることができ、高い放熱性を有します。さらに、銅が本来もつ熱伝導性と繊維間の空隙による熱放出により電子デバイスの熱対策を実現します。

⑤加工性
紙の様な加工性のよさと、当社独自で開発した精密加工技術により、ニーズに合わせた形状、サイズでの納入が可能です。また、これも当社独自の表面コーティング技術により、銅特有の錆びやマイグレーションも防止します

【結合した銅繊維による多孔質構造】


〔今後の展開〕

「銅繊維シート」は大電流、小型化が求められるデバイス等の用途への展開が期待されています。独自の構造や特長によって世界の電気・電子機器、及び関連部品・部材の変革に貢献できる素材となることを確信しております。

すでに、上市しているステンレス繊維シート等の機能性シートと用途毎に使い分けをする事により、お客様との共同開発を通じて、多くの電子デバイスに活用され、IoTの普及と発展へ貢献できる事を強く期待しています。

以上

お問い合わせ先:TOMOEGAWA

事業開発本部

Tel 03-3516-3405

e-mail:eisui_info@tomoegawa.co.jp

お気軽にお問い合わせください