- 品質保証の面白さは何ですか?
- 開発の仕事を「攻め」とすれば、私たち品質保証は「守り」です。「守り」というと地味に感じるかもしれませんが、常に新しい素材をつくるTOMOEGAWAでは、品質保証の仕事にも「攻め」の要素が強くあります。これまでにない機能を持った開発品をつくる場合、これまでにないつくり方が必要となります。すると、生産を担うマシンが性能ギリギリの運転が求められるケースが出てきます。マシンの運転条件が変わると、品質にも影響がありますから、私たちには品質保証の視点から、「攻め」の姿勢で、考え得る問題点を積極的に指摘することが求められます。
- あなたにとって品質保証の仕事とは?
- 一般的に「仕事を頑張る」というと、「目の前にある一つの課題にガツガツと取り組む」というイメージです。けれども私の場合は、一つ一つの課題ではなく全体を意識しています。「生産全体を見渡して、無理なくモノをつくれる流れ」を考えるのです。無理のない流れでモノをつくることが、最も品質の安定に結びつくと思うからです。もしも理想の流れができたなら、品質不良が限りなくゼロに。そうなると、今の私の業務はなくなってしまうかもしれません。しかし、たとえ自分が要らなくなったとしても、自分の力で品質不良を出さない仕組みを実現できたとしたなら、とてもいい気分になると思うのです。
- TOMOEGAWAで今後挑みたいことは
- 品質保証の知見をさらに高めるとともに、開発や生産の思考も学んで、総合的な視点を武器に事業の発展を支える人財に成長したい。そして万全の品質管理体制を構築し、製品の不具合を半減させることが私の夢です。そうすることで創造的な仕事にまわる人財が増えれば、TOMOEGAWAはもっといい会社になると考えるからです。