M.U
Interview10
求められる品質レベルの
その先を目指して、
さらなる改善に取り組む
S.A
iCasカンパニー ファイバーマテリアル事業部
品質保証グループ
2018年 キャリア入社
理学部化学科卒
入社動機
大学で勉強した化学がとことん生かされている紙の世界に魅かれた。そして「従来にない機能を持ち、進化を続ける紙やシート製品に関わりたい」と思った。
多彩な技術を駆使した
価値創造力に魅かれた
TOMOEGAWAのどこに興味を持ったのですか?
「TOMOEGAWAに入りたい」と思ったのは、「紙」という枠組みを超え始めてる会社だったからです。紙というのは、もともと木材の繊維(ファイバー)からつくるのですが、TOMOEGAWAは木材だけじゃなく、合成樹脂、セラミックなどの繊維も使って、独自の抄紙技術で紙のようなシート状の物を作り、電気電子機器・部品の故障・誤作動防止などに貢献する様々な機能を発現させる技術を展開しています。さらに紙に特殊な塗料をコーティングして今までにないシートをつくるなど、多彩な技術を駆使して新しい価値を持つ製品をつくりだす点も面白いと感じました。
入社して感じたことを教えてください。
入社して最初に感じたのは、「社員の人柄の良さ」です。私は中途採用で入社したのですが皆さんがすごく温かく迎え入れてくださったため、すぐに何年もTOMOEGAWAで働いているような気持ちになりました。私は現在、特殊抄紙技術をいかした「フッ素繊維シート」「ステンレス繊維シート」「セラミックシート」など機能性不織布製品の品質保証業務を担当しています。原材料、抄紙工程、後加工といったモノづくりの各段階で品質を確認・保証するための業務を行います。また、お客様からの品質に関するご指摘やクレームに対応し、品質改善に取り組むのも私たちの役割です。
仕事の誇りは、
お客様からの評価
どのような時に、
仕事のやりがいを感じますか?
お客様から品質をご評価いただけると、とても誇らしい気持ちになります。先日、他社製品から取り換えてもらったお客様から「品質が安定した」「生産現場もつくりやすくなったと喜んでいる」という声をいただきました。TOMOEGAWAの品質に対するこだわりが報われた思いがしました。私たちは、目指す品質を実現するには生産を始める前にどんな準備が必要なのか、生産はどのように行うべきかを徹底的に検討し、実践しています。お客様から要望される品質レベルのさらにその先を目指すのが、TOMOEGAWAの基本姿勢なのです。
これまでで大変だったこと
を教えてください。
しばらく前に、在庫製品の中に、品質異常品が発覚したことがありました。ひとつの品質異常品があると、同じタイミングで生産した製品にも異常がある可能性がありますから、そのまま出荷することはできません。その時は、幸いにも製品を検品して異常部分を除去することが可能でした。とはいえ限られた時間内にすべてを処理して、お客様と約束した納期を守るのは、かなり難しい状況。しかし他部署の協力を得て、検品作業や出荷のスケジュール調整を行って、何とかお客様への責任を果たすことができました。この時のように、有事の際には一丸となれる企業風土も、TOMOEGAWAの強みだと思います。
「守り」に加えて
「攻め」の姿勢も求められる
品質保証の面白さは何ですか?
開発の仕事を「攻め」とすれば、私たち品質保証は「守り」です。「守り」というと地味に感じるかもしれませんが、常に新しい素材をつくるTOMOEGAWAでは、品質保証の仕事にも「攻め」の要素が強くあります。これまでにない機能を持った開発品をつくる場合、これまでにないつくり方が必要となります。すると、生産を担うマシンが性能ギリギリの運転が求められるケースが出てきます。マシンの運転条件が変わると、品質にも影響がありますから、私たちには品質保証の視点から、「攻め」の姿勢で、考え得る問題点を積極的に指摘することが求められます。
あなたにとって品質保証の仕事とは?
一般的に「仕事を頑張る」というと、「目の前にある一つの課題にガツガツと取り組む」というイメージです。けれども私の場合は、一つ一つの課題ではなく全体を意識しています。「生産全体を見渡して、無理なくモノをつくれる流れ」を考えるのです。無理のない流れでモノをつくることが、最も品質の安定に結びつくと思うからです。もしも理想の流れができたなら、品質不良が限りなくゼロに。そうなると、今の私の業務はなくなってしまうかもしれません。しかし、たとえ自分が要らなくなったとしても、自分の力で品質不良を出さない仕組みを実現できたとしたなら、とてもいい気分になると思うのです。
TOMOEGAWAで今後挑みたいことは
品質保証の知見をさらに高めるとともに、開発や生産の思考も学んで、総合的な視点を武器に事業の発展を支える人財に成長したい。そして万全の品質管理体制を構築し、製品の不具合を半減させることが私の夢です。そうすることで創造的な仕事にまわる人財が増えれば、TOMOEGAWAはもっといい会社になると考えるからです。
One Day Schedule
  • 8:30
    出社
    朝のラジオ体操、朝会に出席して連絡事項の共有
    メールチェック、スケジュール確認
  • 9:00
    判定業務
    前日に生産された製品の品質確認
  • 10:00
    品質管理ツール
    改善業務
  • 12:00
    昼食
    家から弁当を持参
  • 13:00
    製造改善会議/
    分科会
  • 15:00
    品質に関する
    規格書類作成・
    修正作業
  • 17:00
    明日以降の
    生産予定確認
  • 17:30
    退社
    子どもの待つ家に直行
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