S.T
Interview04
小さな改善を重ねて、
画期的なジャンプアップの
実現を目指す。
S.T
技術本部 プロセス技術グループ
2017年 キャリア入社
工学部システム工学科卒
入社動機
「もっとトータルにモノづくりに関わりたい」と考えて応募。「担当業務領域の広さ」と「ワークライフバランスのとりやすい職場風土」に共感して入社。
難しいだけに、挑戦しがいある
抄紙の生産設備
どんな思いでTOMOEGAWAに入ったのですか?
私は大学を卒業後、ある機械メーカーに就職しました。ところがしばらく働くうちに、自社の機械設備を設計するだけでは物足りなくなり、「より広い範囲の機械設備に関わりたい」と思うように。私は料理好きなので、料理にたとえます。カレーでいうと、ニンジンや玉ネギなどの材料を切るための機械だけではなく、カレーをつくるために必要な設備全体をつくりたくなったのです。そんな思いで新しいフィールドを探していた時にTOMOEGAWAと縁があり、生産設備の計画、仕様検討、導入、立ち上げ、さらには改善も携われることを聞き、入社を決意しました。
入社して、どんな会社だと感じましたか?
まず少し意外だったのが、取り扱う機械設備が想像よりもずっと大きいものだったことです。また、紙という製品の生産設備を非常に面白いと思いました。一般的に生産設備というのは、1~10を受け持つ設備から11~20を受け持つ設備へ、さらに31~40を受け持つ設備へとリレーされていき、最後に100となって製品が完成します。一方、私が関わっている抄紙機は、1から100までを一つの設備で担います。初めて見た時は、「一台で多くのことをやっているから改善が難しそうだな」と思いましたが、「難しいだけに挑戦しがいがありそうだ」とも感じました。
いろいろな人と力をあわせて
いっしょに達成感を味わう。
仕事にはどんな喜びがありますか?
私は現在、原材料~製品~廃棄に至るまでの生産プロセスの全体最適化に挑む部署に所属しています。加工プロセスというのは、「人」「設備」「仕組み」によって成り立っていますが、そのうち「設備」に関わる部分が私の担当です。具体的な業務としては、新規導入設備の構想設計・仕様書作成・設備の調査・工事・生産プロセスの改善など。生産プロセスの改善に関わる仕事の魅力は、自分の仕事の良し悪しが、製品の品質として明確にわかること。また開発部門や生産部門など、多くの関係者と連携しますから、「たくさんの人と共に達成感を味わえる」という喜びもあります。
一番印象に残る
仕事の話を聞かせてください。
今まさに進めている新規導入案件が、入社以来最も印象的な仕事といえます。既存の生産ラインの途中に新たに検査装置を導入するプロジェクトですが、これまでとはケタ違いの投資金額がかかる案件ですから、プレッシャーも小さくはありません。しかし大きな機械設備づくりに、投資効果を考慮しながら最上流の「構想設計」から関わることができるのは、初めてですから大いに張り切っています。また検査装置の調査・選定にはじまり、新たな設備の導入に伴う工場全体の配置変更まで、機械を制御する電気担当者や機械を動かすオペレーターなど、いろいろな皆さんと仕事ができるのも楽しみです。
互いを尊重する空気が
新しい価値をつくる
どんな社員が多い会社ですか?
TOMOEGAWAは、周囲との良好な関係づくりや円滑なコミュニケーションに長けた「ヒューマンスキルの高い人」が多い会社です。私といっしょに設備の導入や改善にあたる皆さんは、相手の気持ちになって考えて、発言する方ばかり。お互いを尊重する空気があり、誰が上で誰が下ということがない。ですからミーティングで議論をする時は、自由に活発な意見交換が行われます。こうした風通しの良さが、TOMOEGAWAらしさではないかと感じています。遠慮することなくアイデアを出せる人間関係や風土があるからこそ、コーポレートスローガンに掲げる「その手があったか。」という課題解決策を見つけられるのだと思います。
仕事をするうえで大切にしているものは何ですか?
立ち止まることなく、常に改善を積みあげることです。メーカーの最重要課題である品質の向上につながる改善。それは、終わることのない取り組みです。多くの皆さんが想像しているように、極めて地道な仕事だと思います。ごくたまにですが、ひとつのアイデアによって一発で壁を突破して、画期的な改善が実現する時もあります。でも、それまでに積み上げてきたいくつもの小さなアイデア、小さな改善があったからこそ、ジャンプアップをする瞬間を迎えられるのだと私は考えています。
TOMOEGAWAで今後挑みたいことは
まずはTOMOEGAWAの製造・加工プロセスを深く理解し、優れたメーカーであるために必要な「安心・安全な作業」「最適なプロセス設計」「生産性の高い設備」の3つを高いレベルで提案・構築できるようになりたい。そのうえで、周囲の上司や先輩を手本として、技術的なスキルとマネジメントスキルをバランス良く備えたリーダーを目指します。
One Day Schedule
  • 8:30
    出社
    朝のミーティング・TODO リストの確認
  • 9:00
    タスク整理
    優先順位付けと仕事の整理
  • 10:00
    優先タスクの実施、プロジェクトの進捗確認、設計、仕様書作成
  • 12:00
    昼食
  • 13:00
    プロジェクト
    進捗状況まとめ 各課題対応・スケジュールの更新・共有
  • 14:30
    ミーティング
    プロジェクト の進捗共有・情報共有
  • 17:00
    退社
    資格取得のため1時間程度の勉強
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