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エレクトロニクス関連製品絶縁熱接着フィルム

薄膜(5μm~)で提供可能 絶縁熱接着フィルム SJ41

薄膜(5μm~)で提供可能 絶縁熱接着フィルム SJ41

これまでの液状接着剤は、高い接着強度・耐熱性があるものの、粘着テープと比べて作業性に課題がありました。
TOMOEGAWAの熱接着フィルムは、独自開発の熱硬化接着剤をシート化することで、接着強度と耐熱性を維持しつつ、作業現場の効率向上に貢献します。
接着厚み5μmから提供可能で、薄膜でも優れた接着性能を発揮します。
常温で保管可能なため、冷蔵庫等の特別な設備も必要ありません。


特長 1接着剤のメリットと粘着テープのメリットを両立

これまでの液状接着剤は、高い接着強度・耐熱性があるものの、粘着テープと比べて作業性に課題がありました。
TOMOEGAWAの熱接着フィルムは、熱硬化接着剤をシート化しており、接着強度と作業性を両立します。
また、工業製品の小型化・軽量化が加速する中で、強度の低い部品やサイズの小さい部品を接合するニーズが増加しています。
熱接着フィルムは、ネジや溶接と異なり面で部品を接合するため、このような部品も強固に接合可能です。

メリット デメリット
熱接着フィルム SJ41
  • ・接着強度・耐熱性が高い
  • ・接着剤と比べると作業性が高い(ポットライフ管理・養生・塗布量管理等が不要)
  • ・任意の形状に加工可能
  • ・貼り付けるために加熱が必要
接着剤
  • ・接着強度・耐熱性が高い
  • ・作業性が悪い
  • ・臭気が発生する
粘着テープ
  • ・加圧によりすぐに貼り付けることが可能
  • ・作業性が高い
  • ・任意の形状に加工可能
  • ・接着強度・耐熱性が接着剤に劣る

特長 2異種材料の接着が可能

以下のような材料の接着が可能です。

  • 金属:アルミ・ステンレス・銅・ニッケルなど
  • 樹脂等:ポリイミド・ガラスエポキシ・FRPなど
  • セラミック等:アルミナ・ガラスなど

異なる材料系の組み合わせでも、強固に接着できます。

樹脂と金属の接着
樹脂と金属の接着
セラミックと金属の接着
セラミックと金属の接着
樹脂とセラミックの接着
樹脂とセラミックの接着

特長 3お客様要求特性に合わせたカスタマイズが可能

標準品がお客様要求特性にマッチしない場合は、ご要望に応じたカスタマイズが可能です(接着強度・接着厚み・硬化条件など)。

【カスタマイズ例:短時間硬化タイプ】

180℃×6minの加熱で、アルミやステンレスに対して10N/cm程度のピール強度を発現。

被着体 硬化時間
3min 6min 12min 24min 48min 96min
アルミ
(A5052)
8.75 10 11.6 12.6 12.8 13.1
ステンレス
(SUS304)
11.8 13.8 15 15.2 17 16.6

※下図の構成で、サンプルを作製。
180℃で所定時間加熱した際のピール強度を測定。

グラフ:180℃加熱時間VSピールの強度

データ

特性項目 代表値 備考
標準接着厚み(μm) 20
接着強度(N/cm) 17 被着体:SUS304
絶縁破壊電圧(KV/mm) 230
常温タック性 なし
硬化条件 150℃~200℃
0.5~1hr以上
貼付温度 100~120℃
保管条件 常温

※データは代表値であり、保証値ではありません。
接着強度、接着厚み、硬化条件などは、お客様要求特性に合わせてカスタマイズ可能です。ぜひお気軽にお問合せください。

【耐熱性(ピール強度の経時変化)】

グラフ:ピール強度の経時変化

用途例

  • 受動部品(チップ抵抗器など)
  • 自動車用部品
  • FPCやFFC等回路基板材料
  • 各種装置部品や治具

このようなお客様のニーズにお応えします(よくある質問)

経験が浅い作業者でも、バラツキなく加工が出来るようにしたい。
液状の接着剤では、はみ出しや液だれの心配がありますが、TOMOEGAWAの熱接着フィルムはシート状のため、経験が浅い作業者でも扱いやすいです。

社内で冷蔵環境の保管場所がひっ迫しており、外部に保管せざるを得ない。
TOMOEGAWAの熱接着フィルムは、常温での保管可能なため、保管場所の問題を解決できます。

層構成

JS41基材レスの層構成
JS41基材ありの層構成

※接着層・剥離フィルムの厚みは調整可能です。

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