エレクトロニクス関連製品絶縁熱接着フィルム

異種材料の接合に適した絶縁熱接着フィルム SJ41

異種材料の接合に適した絶縁熱接着フィルム SJ41

これまでの液状接着剤は、高い接着強度・耐熱性があるものの、粘着テープと比べて作業性に課題がありました。
当社の熱接着フィルムは、独自開発の熱硬化接着剤をシート化しております。そのため、接着強度・耐熱性を維持しながら、作業現場の効率化に貢献します。
また、工業製品の小型化・軽量化が加速する中で、強度の低い部品やサイズの小さい部品を接合するニーズが増加しています。熱接着フィルムは、ネジや溶接と異なり面で部品を接合するため、このような部品も強固に接合可能です。


このようなお客様のニーズにお応えします。

経験が浅い作業者でも、バラツキなく加工が出来るようにしたい。
液状の接着剤では、はみ出しや液だれの心配がありますが、当社の熱接着フィルムはシート状のため、経験が浅い作業者でも扱いやすいです。

社内で冷蔵環境の保管場所がひっ迫しており、外部に保管せざるを得ない。
当社の熱接着フィルムは、常温での保管可能なため、保管場所の問題を解決できます。

特長 1接着剤のメリットと粘着テープのメリットを両立

これまでの液状接着剤は、高い接着強度・耐熱性があるものの、粘着テープと比べて作業性に課題がありました。
当社の熱接着フィルムは、熱硬化接着剤をシート化しており、接着強度と作業性を両立します。また、常温で保管可能なため、冷蔵庫等の特別な設備も必要ありません。

メリット デメリット
熱接着フィルム SJ41
  • 接合強度・耐熱性が高い。
  • 接着剤と比べると作業性が高い。
    ※ポットライフ管理・養生・塗布量管理等が不要
  • 任意の形状に加工可能。
  • 貼り付けるために加熱が必要。
接着剤
  • 接合強度・耐熱性が高い。
  • 作業性が悪い。
  • 臭気が発生する。
粘着テープ
  • 加圧によりすぐに貼り付けることが可能。
  • 作業性が高い。
  • 任意の形状に加工可能。
  • 接合強度・耐熱性が接着剤に劣る。

特長 2異種材料の接合が可能

以下のような材料の接着が可能です。

  • 金属:SUS、銅、アルミ、ニッケルなど
  • 樹脂等:ポリイミド・ガラスエポキシ・FRPなど
  • セラミック等:アルミナ・ガラスなど

異なる材料系の組み合わせでも、強固に接着できます。

樹脂と金属の接着
樹脂と金属の接着
セラミックと金属の接着
セラミックと金属の接着
樹脂とセラミックの接着
樹脂とセラミックの接着

データ

特性項目 代表値 備考
標準接着厚み(μm) 20
接着強度(N/cm) 17 被着体:SUS304
絶縁破壊電圧(KV/mm) 230
常温タック性 なし
硬化条件 150℃~200℃
0.5~1hr以上
貼付温度 100~120℃
保管条件 常温

用途例

  • 電子部品
    高い信頼性をご評価いただき、電子部品用途で長年の実績がございます。
  • 自動車用部品の接合
    高い接着強度を保持しながら、軽量化に貢献します。

層構成

JS41基材レスの層構成
JS41基材ありの層構成

※接着剤・保護フィルムの厚みは調整可能です。

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