新規事業推進製品インサート成形用シーリングテープHT56
インサート成形などの一体成形に使用することで、金属・樹脂間のシール性・密着性を向上

当社のインサート成形用シーリングテープは、インサート成形などの樹脂・金属の一体成形時に使用することで、金属・樹脂間のシール性や密着性を向上させることが可能です。
特長 1テープを貼るだけでシール性や密着性が向上し、工程簡易化に貢献
「インサート成形」とは、プラスチック成形の一種であり、金属などのインサート材と樹脂が一体化した製品を作ることが可能な技術です。
インサート成形には、インサート材と樹脂の接合強度が低く、水分の浸入に弱いという課題があります。
これまで、これに対する対策は、金属表面の改質や接着剤塗布が一般的でした。
しかし、これらの方法は、成形工程とは別に前処理やポッティングの工程を設ける必要がありました。
当社のインサート成形用シーリングテープは、インサート材にテープを貼って樹脂成形をするだけで、シール性を向上させることが可能です。
また、常温でメタルインサート材との仮接着が可能で、エージングなどの後処理も不要です。
そのため、インサート成形工程の工程簡易化に貢献します。
特長 2様々な熱成形品への展開が可能
当社のインサート成形用シーリングテープは、射出成型だけでなく、SMCなどの各種樹脂成形方法にも対応できます。
樹脂成型時に発生する熱を利用してシール性や密着性を向上させるメカニズムを持っているため、プリプレグと金属の一体成型など、さまざまな成型方法に応用可能です。
【加工イメージ】

特長 3さまざまな素材に適用可能
以下は、適用可能な素材の一例です。
金属 | アルミ・ステンレス・銅・スチール など |
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樹脂 | PPS・PBT・PA など |
用途例
- コネクター・バスバー・端子台などのインサート成形品のシール性向上
- 自動車内装パネルなどの樹脂・金属複合部品の密着性向上
※本製品は開発品のため、特性データは一般開示しておりません。詳細については、お問い合わせフォームよりご連絡ください。