絶縁紙製品電気絶縁紙
超々高圧電力ケーブル、配電用からUHV変圧器に使用される電気絶縁紙


TOMOEGAWAの電気絶縁紙は、1914年通信ケーブル用、1916年には電力ケーブル用の国産化に成功したものです。樹種の選定、パルプの洗浄、脱イオン水、マシン特性等の研究結果・知見を駆使し、多種の用途に適応する絶縁材料を開発しました。さらに絶縁紙をポリプロピレン樹脂と貼り合わせた,800kVケーブルの試験に合格したPPLPも開発しました。
変圧器用電気絶縁紙は、油入り変圧器に使用されています。日本の配電用から超高圧油入り変圧器のほとんどに使用されています。日本国内のみならず、韓国、中国、タイ、インドネシア、インドを中心に世界各国で使用されています。耐熱絶縁紙もラインナップしています。クレープ紙,高伸度紙もございます。電気特性はもちろんのこと,導線への紙巻特性に適する樹種を選定したパルプを使用しています。
特長 1TOMOEGAWAが誇る電気絶縁制御技術が発現
- 電気絶縁紙を日本初で開発して以来、さまざまな技術を蓄積
- 日本国内のみならず海外でも製造・販売を展開

特長 2TOMOEGAWAの抄紙技術を反映
- 脱イオン水の使用でイオン性不純物が少ない
- 樹脂含浸性、油含浸性に優れています
- 縦方向の引張り強さが大きく、高速紙巻での紙切れが極めて少ない
- 絶縁破壊の強さが高い
- 横方向に引裂強さが高い
- 低密度、高透気度を有する
- 表裏差が少ない
特長 3用途や機能に応じたカスタマイズが可能
- 薄紙(32g/m2-40μ)の生産が可能
- 抄合わせ
- 3層構造が可能
- 機器用、コンデンサー用途にも対応可能
用途例
ケーブル
- OFケーブル
変圧器
- 配電用油入り変圧器
- 超高圧油入り変圧器
- 高効率油入り変圧器(トップランナー)
- リアクトル
これらの素線絶縁、層間絶縁、口出し用チューブ、口出しジョイント部の絶縁などに使用されます。