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CSR山林事業方針

山林事業方針

日本を代表する霊場として知られている紀伊山地。
紀伊山地で最大の河川である熊野川、その流域を支える豊かな森林。
聖なる地の自然、歴史を守り続けて行きたい。


社有林の概要

社有林の概要

TOMOEGAWAは、和歌山県新宮市でかつて創業していた新宮工場がパルプ生産の原料となる原木の調達に必要であった山林を1947年(昭和22年)に購入したことが始まりです。現在は、和歌山県、三重県、奈良県の紀伊半島に3,031haの社有林を保有し、原料調達により伐採された跡地に植えたスギやヒノキを対象に保育事業を行い、大径材生産に向けた管理を行っております。また、成長した立木は伐採して活用し、その後は再び苗木を植える工程を循環させるサスティナブル「持続可能」な森林経営を目指しています。

参詣道(大峯奥駈道)

参詣道(大峯奥駈道)

篠尾山(和歌山県新宮市熊野川町)

篠尾山(和歌山県新宮市熊野川町)


社有林は本州最南端の紀伊半島南部に分布し、温暖な太平洋岸式気候と年間2千ミリを超える極めて降水量の多い地域で、標高は海抜数十メートルの低地から千メートル近い起伏量の多い急峻な地形に呈する環境にあります。当地域は2004年に世界遺産として登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」があり、紀伊山地の三霊場を結ぶ参詣道の小辺路や大峯奥駈道は社有林を通過し、歴史的、文化的景観に大きな役割を果たしています。


世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」とは

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」とは
©新宮市観光協会  https://www.shinguu.jp/kumanokodo2

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」とは、熊野信仰の中心地である「熊野三山」、修験道の拠点である「吉野・大峯」、真言密教の聖地である「高野山」の三霊場及びそれらを結ぶ参詣道としての熊野古道から構成されています。

この熊野古道のうち熊野参詣道(大辺路、中辺路、小辺路、伊勢路)、高野参詣道(高野山町石道)、大峯奥駆道の各所に現存する参詣道が登録遺産となっています。

図のように、当社社有林の七色山(奈良県十津川村)に小辺路が、篠尾山(和歌山県新宮市熊野川町)に大峯奥駆道が、社有林の境界となる稜線沿いを通っています。


社有林の育成管理

社有林の育成管理

社有林は適正な森林施業を進めるため、森林経営計画に基づいた計画的な作業を行っております。TOMOEGAWAでは、立木の生育状況を観察すると共に林内の下層植生の状態、土壌の流出の有無など林内環境の把握に努め、生物多様性、環境に配慮した作業を進めています。森林は収穫する伐採時期に至るまで80年、100年以上は必要とされ、それまでには下刈り、除伐、枝打ち、間伐などの作業が行われる息の長い事業です。TOMOEGAWAは、社有林の公益的機能の維持向上を図り、次世代に続く健全な森林づくりに努めていきます。

間伐材

間伐材

未利用材

未利用材


社有林で育成するスギやヒノキは、育成過程において、間伐という木の間引き作業が必要になります。木は成長すると幹が太り、枝も張って木と木の間隔が狭くなることから、木を抜き伐りし間隔をあけることで、残る木は成長が促進されます。そうすると更に幹が太く枝葉や根がしっかりとした木に育ち、二酸化炭素の吸収も増え、温暖化防止にも繋がります。

TOMOEGAWAでは、間伐で抜き伐りされる立木を搬出し、地元の原木市場や山に残る林地残材(未利用材)はバイオマス発電所の燃料として供給し、地産地消に取り組んでいます。収穫期(伐採時期)を迎えるまでの間は、このような間伐を繰り返し行い、良質な木を育て、多様な市場のニーズに対応していきます。


社有林とSDGs

※「SDGs(エスディージーズ)」とは、2015年9月に国連で開かれたサミットで193か国が2030年までの15年間で達成するために決められた、「17の目標」と「169のターゲット(具体目標)」で構成された国際社会の共通目標です。

社有林とSDGs


社有林の目標と貢献

SDGsの達成には、多くの人々の取り組みが大切ですが、森林は目標の達成に向けた多様な機能を有しており、ここでは社有林のSDGsの取り組み事例を紹介します。

適切に管理された社有林で蓄えられた雨水等は、水質を浄化しその大半は世界遺産の熊野川に流入して、人々の生活の源として供され、更には世界に繋がる海へ導かれていることから、水資源に関する目標6の「安全な水とトイレを世界中に」に寄与しています。また、社有林から搬出される間伐材は、近年需要が増加する木質バイオマスによる熱や電気に活用されていることから目標7の「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」に貢献し、社有林は人々の手によって育てられ、森林育成を通じて雇用の場を提供し人々の暮らしを豊かにしていることから目標8の「働きがいも、経済成長も」に貢献しています。TOMOEGAWAの製品に使用される木材や、社有林における森林育成活動の苗木を植えて育てて利用するサイクルから目標12の「つくる責任つかう責任」が該当します。また、森林のCO2吸収と固定する機能から目標13の「気候変動に具体的な対策を」や、適正な森林整備により土砂災害や土壌保全機能が向上することで国土が保全されることから目標15の「陸の豊かさも守ろう」に貢献しております。

以上のように社有林は多くの目標に関連し、私たちの豊かな暮らしや安定した気候・風土を守り、TOMOEGAWAは森林保全活動を通じて国際社会に貢献していきます。


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